歯周ポケット中の細菌の毒素により歯周組織が破壊され、出血し、骨が溶かされて元に戻らなくなる病気のことです。出血した毛細血管から歯周病菌が血管内に侵入し、体内をめぐり様々な病気と関連していく口腔内発進の病気も指します。歯周組織とは、歯ぐき・歯根膜(歯の根の靭帯)・歯槽骨(支えている骨)の3つのことで、これらに炎症があることをいいます。歯槽骨に炎症があり骨が吸収(溶けている)時を歯周炎と言います。

歯周ポケット中の細菌の毒素により歯周組織が破壊され、出血し、骨が溶かされて元に戻らなくなる病気のことです。出血した毛細血管から歯周病菌が血管内に侵入し、体内をめぐり様々な病気と関連していく口腔内発進の病気も指します。歯周組織とは、歯ぐき・歯根膜(歯の根の靭帯)・歯槽骨(支えている骨)の3つのことで、これらに炎症があることをいいます。歯槽骨に炎症があり骨が吸収(溶けている)時を歯周炎と言います。
歯磨きで歯周ポケット内の歯垢(プラーク)の磨き残しにより歯周病菌の数が自己免疫力を超えると歯周病になります。バイ菌の力が自己免疫よりも強い状態です。

基本的にはクリーニングが中心です。歯磨き指導は歯科衛生士と一緒に取り組んでいきます。歯周病は患者様本人が積極的に参加しなければ治りません。受け身一辺倒では治らないと思ってください。歯科衛生士とのお付き合いを楽しみながら治療に参加してください。フィットネスクラブのインストラクターから教わる感覚です。それでも良くならない場合は歯ぐきの手術をすることもあります。
保険のルールにのっとり歯周病の進行を止めることが目標となります。出血が止まれば進行が遅くなります。実際は遅くすることが精一杯で止めることは難しいです。保険治療には制限が多く、例えば1回の歯磨き指導は20分間で一度歯磨き指導を受けると次のアポイントは1ヶ月以上開けなければいけないというものもあります。効果が期待できない場合やその人にとってベストな治療にならない場合もあります。
回数制限やルールに縛られることなく十分な時間をかけて丁寧に治療が受けられます。効果の高い薬剤や器具を使うことができ最新の治療が受けられます。唾液検査や細菌検査はもちろんのこと高濃度ビタミン点滴療法は壊れてしまった歯周組織の再生(コラーゲン繊維の再生促進)効果があり、喫煙者への酸素カプセルもまた歯肉への低酸素改善につながります。進行を止めるだけでなく壊れてしまった歯周組織の再生も目標とします。

歯周病は初期の段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行していることがあります。以下のような症状がある場合は、歯周病が進行している可能性がありますので注意が必要です。
これらの症状は、歯ぐきの炎症や歯を支える骨が少しずつ失われているサインであることがあります。歯周病は放置すると進行し、最終的には歯を失う原因にもなります。早期発見・早期治療がとても重要ですので、気になる症状がある場合は、できるだけ早めに歯科医院での検査をおすすめします。

歯周病は、歯ぐきの炎症にとどまらず、全身の健康にも影響を及ぼすことが明らかになってきています。歯周病が進行すると、歯ぐきの血管から歯周病菌や炎症性物質が血流に入り込み、体内を巡ることでさまざまな疾患と関連すると考えられています。特に関連が深いとされているのが糖尿病です。歯周病による慢性的な炎症は血糖値のコントロールを悪化させる要因となり、逆に糖尿病があると免疫機能の低下や血流障害により歯周病が進行しやすくなるという“相互に悪影響を及ぼす関係”が知られています。そのため、歯周病治療によって血糖コントロールが改善する可能性も報告されています。
また、歯周病菌が血管内に侵入することで、動脈硬化を進行させる一因となり、結果として心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患のリスクを高める可能性が指摘されています。歯周病菌や炎症物質が血管内皮に影響を与え、血管の状態を悪化させることが背景にあると考えられています。
さらに、高齢の方に多い誤嚥性肺炎とも関連があります。お口の中の細菌が唾液や食べ物とともに気道へ入り込むことで、肺に炎症を起こす原因となることがあります。特に歯周病が進行している場合は、口腔内細菌数が増えるため注意が必要です。このほか、早産や低体重児出産との関連も報告されており、妊娠中の口腔ケアの重要性も注目されています。

歯周病は、口臭の大きな原因の一つとされています。歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症や出血が起こり、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが深くなります。この中で細菌が増殖し、強いにおいの原因となるガス(揮発性硫黄化合物など)が発生します。また、歯周ポケットの中には歯ブラシでは届きにくい汚れや膿がたまりやすく、これも口臭を悪化させる要因となります。歯ぐきからの出血や膿がある場合は、特に口臭が強く感じられることがあります。
さらに、歯周病による口臭は一時的なものではなく、原因となる細菌や炎症が残っている限り継続することが多いのが特徴です。そのため、マウスウォッシュやガムなどで一時的に抑えるだけでは根本的な改善にはつながりません。
口臭が気になる場合は、歯周病の有無を含めた検査を行い、原因に応じた治療やクリーニングを受けることが大切です。定期的なメンテナンスによってお口の細菌数を減らすことが、口臭予防にもつながります。
| 見た目 | 歯ぐきをよく見るとスティップリングと呼ばれるミカンの皮の様な小さな穴が見られなくなります。そして小さな腫れ、赤味が部分的に認められます。 |
|---|---|
| 痛み | ほとんどありません。 |
| 日常生活の支障 | ここで気がつかないとゆっくり進行していきます。早期に歯周病の芽を摘んでおくことが重要です。 |
| 治療回数 | 保険治療:1~3回通院の後、定期検診へ。 自費治療:1ヵ月通院の後、定期検診へ。 (費用:¥50,000+税) |
| 見た目 | 歯ぐきの部分的な赤味や腫れが見られます。 |
|---|---|
| 痛み | ほとんどありませんが歯周ポケットを触ると痛みを生じます。 |
| 日常生活の支障 | 歯磨き時に血が出ることがあります。自覚症状が出てきますが気がつかない方もいます。ここで進行をくい止めないと後悔することになります。 |
| 治療回数 | 保険治療:3~4ヶ月程度通院の後、定期検診へ。 自費治療:3ヵ月程度通院の後、定期検診へ。 (費用:¥150,000+税) |
| 見た目 | 歯ぐきの色が赤く、形が丸く腫れます。 |
|---|---|
| 痛み | 歯ぐきを触ると痛むことがあります。 |
| 日常生活の支障 | 歯の動揺があり、強く咬めない場合があります。歯周ポケット内から排膿・口臭があります。それでも自分では気が付かない場合もありますが他人は臭いと感じます。すぐに対処しなければ病気を悪化させてしまいます。 |
| 治療回数 | 保険治療:6ヶ月~1年程度通院の後、定期検診へ。 自費治療:6ヵ月程度通院の後、定期検診へ。 (費用:¥300,000+税) |

歯科医院では、まず歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認する歯周病検査を行い、歯周病の進行状況やリスクを評価します。そのうえで、一人ひとりのお口の状態に合わせた予防・治療計画を立てます。また、歯ブラシでは取り除くことができない歯垢(バイオフィルム)や歯石を、専用の器具を用いて丁寧除去します。
これにより、細菌の温床となる汚れを減らし、歯周病の進行や再発を防ぎます。さらに、必要に応じて歯のクリーニングやフッ素塗布を行い、歯ぐきや歯の状態を健康に保つサポートをします。ブラッシングが苦手な部位については、正しい歯みがき方法の指導も行います。

基本となるのは、毎日の正しい歯みがきです。歯と歯ぐきの境目を意識しながら丁寧に磨くことで、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことができます。また、歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあるため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが効果的です。
さらに、生活習慣の見直しも大切です。喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、歯周病の進行を早める要因となるため注意が必要です。また、糖分の多い飲食物を頻繁に摂取すると細菌が増えやすくなるため、食生活のバランスにも気をつけることが予防につながります。加えて、歯みがきの方法や磨き残しのクセは一人ひとり異なるため、歯科医院で指導されたブラッシング方法を継続することも重要です。このように、毎日のセルフケアを丁寧に行うことが、歯周病予防の基本となります。

プローブという細い金属の棒状ものさしを使い、1本の歯の周りの歯周ポケットに4~6ヵ所測定します。これを全部の歯にやりますので時間がかかります。深さや出血の有無、歯の動揺具合を検査します。重度の歯周炎では治療計画をたてるのに必須な情報になります。
精密歯周病検査では、歯周病の進行度やお口の状態を詳しく調べることで、さまざまな情報を把握することができます。まず、歯と歯ぐきの境目の深さ(歯周ポケットの深さ)を測定することで、歯周病がどの程度進行しているかを確認できます。また、歯ぐきからの出血の有無を調べることで、炎症の状態を評価します。
さらに、歯の揺れ(動揺度)を確認することで、歯を支えている組織の安定性を判断します。加えて、レントゲン撮影によって歯を支える骨(歯槽骨)の吸収の程度を確認し、目に見えない部分の進行状況も把握します。これらの検査結果を総合的に分析することで、歯周病の進行度だけでなく、どの歯が特に注意が必要か、今後どのような治療や予防が必要かを明確にすることができます。精密な検査を行うことで、一人ひとりに合わせた適切な治療計画の立案が可能になります。
| 検査内容・検査方法 | プローブによる歯周ポケット検査/歯ぐきからの出血の有無/歯の動揺度/レントゲン検査 |
|---|---|
| 治療方法 | スケーリング・ルートプレーニング/歯磨き指導 |
| 治療期間 | 1~3ヶ月程度 |
| 保険治療の限界・制限 | 期間や回数、薬剤の制限があります。全ての患者様を同じワンパターンの流れ通りに治療にしないといけないため、緊急を要する方や、より高い効果を求める方には向いていません。歯磨き指導は月に1回20分間まで。 |
| 検査内容・検査方法 | 保険治療の検査に加え、唾液検査や歯周病菌検出検査、CTなど科学的根拠を元に診断・治療計画を立てます。 |
|---|---|
| 治療方法 | 保険治療の処置に加え十分な時間をかけて保険適応外の機械や器具を使用できることにより、効果の高い治療ができます。3DS(デンタルドラッグデリバリーシステム)や乳酸菌を用い口腔内細菌叢の交換等も行うことができます。また歯周組織再生治療により溶けてしまった歯槽骨を再生させることも出来ます。 |
| 治療期間 | 患者様の状態により様々です。 |
| 保険治療の限界・制限 | 自費治療は「保険治療の期間や回数、薬剤の制限」ということがなく、順序やタイミングにも制限が無いため、それぞれの患者様に合った治療計画をたてることができます。 |
| メリット | 歯を残すことで、ご自身の歯で噛む機能や自然な噛み心地を維持できる可能性があります。また、見た目や発音への影響が少なく、周囲の歯への負担を抑えられる場合もあります。さらに、自分の歯を残すことは、お口全体の機能維持や長期的な健康にとっても大きな利点となります。 |
|---|---|
| デメリット | 歯周病の進行度によっては、治療を行っても歯の安定が十分に回復しない場合があります。また、治療やメンテナンスを継続しても再発のリスクがあり、長期的な管理が必要になります。さらに、状態によっては治療期間が長くなることや、結果的に将来的に抜歯が必要となる可能性もあります。 |
| メリット | 原因となっている重度の感染源を取り除くことで、歯ぐきの炎症や痛み、腫れなどの症状が改善しやすくなります。また、周囲の歯や組織への悪影響を防ぎ、口腔内の状態を安定させることにつながります。さらに、無理に歯を残して悪化するリスクを避けることができます。 |
|---|---|
| デメリット | 歯を失うことで、噛む力の低下や食事のしづらさが生じることがあります。また、見た目や発音に影響が出る場合もあります。さらに、抜歯した部分をそのままにしておくと、周囲の歯が倒れたり噛み合わせが変化する可能性があり、放置すると全体のバランスが崩れることがあります。そのため、多くの場合はブリッジや入れ歯、インプラントなどの補綴治療が必要になります。 |
| メリット | 原因となっている重度の感染源を取り除くことで、歯ぐきの炎症や痛み、腫れなどの症状が改善しやすくなります。また、周囲の歯や組織への悪影響を防ぎ、口腔内の状態を安定させることにつながります。さらに、無理に歯を残して悪化するリスクを避けることができます。 |
|---|---|
| デメリット | 歯を失うことで、噛む力の低下や食事のしづらさが生じることがあります。また、見た目や発音に影響が出る場合もあります。さらに、抜歯した部分をそのままにしておくと、周囲の歯が倒れたり噛み合わせが変化する可能性があり、放置すると全体のバランスが崩れることがあります。そのため、多くの場合はブリッジや入れ歯、インプラントなどの補綴治療が必要になります。 |
| メリット | 原因となっている重度の感染源を取り除くことで、歯ぐきの炎症や痛み、腫れなどの症状が改善しやすくなります。また、周囲の歯や組織への悪影響を防ぎ、口腔内の状態を安定させることにつながります。さらに、無理に歯を残して悪化するリスクを避けることができます。 |
|---|---|
| デメリット | 歯を失うことで、噛む力の低下や食事のしづらさが生じることがあります。また、見た目や発音に影響が出る場合もあります。さらに、抜歯した部分をそのままにしておくと、周囲の歯が倒れたり噛み合わせが変化する可能性があり、放置すると全体のバランスが崩れることがあります。そのため、多くの場合はブリッジや入れ歯、インプラントなどの補綴治療が必要になります。 |
スケーリングとは、超音波の器具あるいは手用器具で歯石を取ることです。
| 必要性 | 歯石を取らないと表面に歯垢が大量に付着していき、悪循環が始まり歯周病の進行が加速していきます。 |
|---|---|
| 効果 | 口腔内細菌の数が減少し、歯ぐきの腫れや口臭も無くなり健康になります。 |
| 治療の流れ | 超音波の機械で優しく歯石を取り除きます。 |
歯周組織再生療法は、エムドゲインという歯周組織再生薬剤やCGF・PRP(自己血液から血小板を加工)、メンブレンを用い、溶けた歯槽骨の再生を行う手術です。
| 必要なケース | 歯槽骨が溶けてしまったケースに行います。 |
|---|---|
| 効果 | 歯槽骨の再生。 |
| 治療の流れ | エムドゲインを用いたり自己血液を採血、加工してCGF・PRP(濃縮血小板)を用い、フラップ手術に応用します。 |
フラップ手術とは、深い歯周ポケットの歯ぐきをメスで切り捲り、歯槽骨を目で確認しながら不良肉牙組織をこそぎ落とす手術のことです。
| 必要なケース | 歯科衛生士が行うクリーニングだけでは歯周病を止めることが出来ない場合に行う手術です。 |
|---|---|
| 効果 | 歯周病の進行を止めます。 |
| 治療の流れ | 歯科衛生士による歯石除去とブラッシング指導の後、再検査をして必要と判断したときに手術を行います。 |
骨移植とは、歯肉を剥離してプラークや歯石を取り除き、自家骨もしくは人工骨を入れ、歯肉を縫合する手術のことです。
| 必要なケース | 歯周病でクリーニングだけでは治らない場合。 |
|---|---|
| 効果 | フラップ手術単独では一時的に症状がよくなりますが、再発することが多いです。歯ぐきが侵入しないように人口の骨などを血液と混ぜてスペースを埋めます。 |
| 治療の流れ | 麻酔をして歯肉を切開し、歯根を露出させ、プラークや歯石を除去→自家骨もしくは人工骨を入れ、歯肉の縫合を行います。 |
メンブレンを使い歯周病の手術をする方法です。メンブレンが露出すると感染リスクが増すので最近ではエムドゲインという材料を使って手術することが多く、この方法はあまり用いられなくなりました。
| 必要なケース | 歯周病で溶けてしまった骨の再生を行います。 |
|---|---|
| 効果 | 骨の再生。 |
| 治療の流れ | 麻酔をして治療部分の歯肉を切開し、フラップ手術をして歯根を露出させ、プラークや歯石を綺麗に除去→骨が失われた部分をメンブレンで覆い歯肉を縫合し抜糸を行います。 |
FGGは、口蓋より上皮と結合組織を一緒に採取し、別の患部に歯肉を移植する方法です。
CTGは、口蓋より結合組織のみを採取し、別の患部に歯肉を移植する方法です。
失われた角化歯肉を増加させることが目的です。清掃性が良くなり、歯の寿命を延ばすことができます。
露出してしまった歯根を覆うことができます。歯ぐきに厚みを持たせることでインプラントの見た目を改善することができます。
| 診療時間 | 月火水木金土日祝 |
|---|---|
| 09:00-18:00 08:00-16:30 |
◯◯◯◯◯ーーー ーーーーー◯◯◯ |
休診日:なし
※最終受付は30分前までです。
月・金曜:福島先生は17時までの診察
火・水曜:杉浦先生は16時半までの診察