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デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは?効果や方法

前回まで、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングについてお話しさせていただきました。

今回はその二つを併用し、それぞれの長所を生かし。短所を補うデュアルホワイトニングについてお話ししようと思います。

高い白さを目指せる方法として注目されているのが「デュアルホワイトニング」です。通常のホワイトニングよりも効果が高く、理想的な白さを長期間維持しやすいことから、多くの歯科医院で採用されています。

デュアルホワイトニングの効果や方法、メリット・デメリット、施術の流れまで詳しくお話しします。

デュアルホワイトニングとは

デュアルホワイトニングとは、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を組み合わせて行うホワイトニング方法です。

オフィスホワイトニングは歯科医院で行う施術で、高濃度の薬剤を使用し、短期間で歯を白くすることができます。一方、ホームホワイトニングは自宅で専用のマウスピースと薬剤を使い、時間をかけて歯を白くしていく方法です。

それぞれに特徴がありますが、両方を併用することで即効性と持続性の両方を得られるのがデュアルホワイトニングの大きな特徴です。

デュアルホワイトニングの効果

1. 高いホワイトニング効果が期待できる

デュアルホワイトニング最大の魅力は、高いホワイトニング効果です。

オフィスホワイトニングによって歯の表面を短期間で白くし、その後ホームホワイトニングによって内部までじっくり漂白していきます。そのため、単独で行う場合よりも白さを実感しやすくなります。

特に、

  • 結婚式を控えている
  • 就職活動や営業職で第一印象を良くしたい
  • 写真撮影の予定がある
  • 芸能関係や接客業に従事している

といった方に選ばれることが多い施術です。

2. 白さが長持ちしやすい

オフィスホワイトニングだけの場合、比較的早く色戻りが起こることがあります。

一方でホームホワイトニングは歯の内部まで作用するため、白さが長持ちしやすい特徴があります。

デュアルホワイトニングでは両方のメリットを活かせるため、色戻りを抑えながら白い歯を維持しやすくなります。

3. 自然な白さを目指せる

歯を必要以上に白くするのではなく、透明感のある自然な白さを目指せる点も魅力です。

ホームホワイトニングを継続することで、徐々にトーンアップしていくため、不自然な印象になりにくい傾向があります。

4. 満足度が高い

歯科医院で行われるホワイトニングの中でも、デュアルホワイトニングは患者満足度が高い施術として知られています。

「すぐに白くしたい」
「長期間白さを維持したい」

という両方の希望に応えられるため、多くの方が効果を実感しやすい方法です。

デュアルホワイトニングの方法

オフィスホワイトニング

まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行います。

一般的な流れは以下の通りです。

  1. 口腔内検査
  2. 歯のクリーニング
  3. 歯ぐきの保護
  4. ホワイトニングジェル塗布
  5. 光照射
  6. 洗浄・仕上げ

施術時間は約60〜90分程度です。

1回でも白さを実感できるケースがありますが、理想の白さを目指すために複数回行うこともあります。

ホームホワイトニング

歯科医院で専用マウスピースを作製し、自宅でホワイトニングを行います。

一般的な方法は以下の通りです。

  1. 歯磨きを行う
  2. マウスピースに薬剤を入れる
  3. 指定時間装着する
  4. マウスピースを洗浄する

装着時間は薬剤の種類によって異なりますが、1日1〜2時間程度の場合が多いです。

これを数週間継続することで、歯の内部までしっかり漂白していきます。

デュアルホワイトニングのメリット

即効性と持続性を両立できる

オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性を同時に得られる点は大きなメリットです。

色戻りしにくい

ホームホワイトニングによって内部まで漂白するため、単独施術よりも色戻りを抑えやすくなります。

理想の白さを目指しやすい

より明るい白さを求める場合でも対応しやすく、細かな色調整が可能です。

イベント前にも適している

短期間で白さを実感できるため、結婚式や成人式など大切なイベント前にも人気があります。

デュアルホワイトニングのデメリット

費用が高くなりやすい

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するため、単独施術より費用は高くなる傾向があります。

一般的には数万円から十数万円程度が目安となります。

知覚過敏が起こることがある

施術後に冷たい飲み物や空気で歯がしみることがあります。

多くの場合は一時的ですが、症状が続く場合は歯科医師に相談しましょう。

継続が必要

ホームホワイトニングは自宅での管理が必要なため、継続的な取り組みが求められます。

効果を長持ちさせるポイント

着色しやすい飲食物を控える

以下のような食品は着色の原因になりやすいため注意が必要です。

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • 赤ワイン
  • カレー
  • チョコレート
  • ソース類

施術直後は特に注意しましょう。

丁寧な歯磨きを行う

毎日のセルフケアは白さ維持に欠かせません。

歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用すると効果的です。

定期的なクリーニングを受ける

歯科医院での定期的なクリーニングは、着色汚れの除去や虫歯予防にもつながります。

一般的には3〜6か月ごとの受診がおすすめです。

タッチアップを行う

白さが少し落ちてきたと感じたら、追加のホワイトニングを行うことで理想の色を維持しやすくなります。

デュアルホワイトニングがおすすめな人

以下のような方に特におすすめです。

  • 短期間で歯を白くしたい人
  • 白さを長期間維持したい人
  • 結婚式や面接など大切な予定がある人
  • ホワイトニング効果を重視する人
  • オフィスホワイトニングだけでは満足できなかった人
  • より明るい白さを目指したい人

反対に、費用をできるだけ抑えたい場合はホームホワイトニングまたはオフィスホワイトニング単独でも十分なケースがあります。

まとめ

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法であり、即効性と持続性を兼ね備えたホワイトニング施術です。

短期間で高いホワイトニング効果が期待できるだけでなく、色戻りしにくく、自然で美しい白さを長期間維持しやすいというメリットがあります。一方で、費用や継続的なケアが必要になる点は理解しておくことが大切です。

歯の白さは第一印象に大きく影響します。より高いホワイトニング効果を求める方や、大切なイベントを控えている方は、デュアルホワイトニングを検討してみる価値があるでしょう。歯科医師と相談しながら、自分に合った方法で理想の白い歯を目指してください。

千歳烏山ケンズ歯科

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オフィスホワイトニング

前回ホームホワイトニングについてお話ししました。

続いて、今回はオフィスホワイトニングについてのお話しをしていきましょう!

オフィスホワイトニングとは

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士の管理のもとで行う歯のホワイトニング方法です。高濃度の薬剤を使用し、専用の光や化学反応によって歯を白くしていくため、短期間で効果を実感しやすいことが特徴です。近年では、清潔感や第一印象への意識の高まりから、ビジネスパーソンや就職活動中の学生、接客業に従事する人など幅広い層に利用されています。

歯の色は人それぞれ異なりますが、加齢や飲食習慣、喫煙などによって徐々に黄ばみが目立つようになります。コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の強い食品を日常的に摂取していると、歯の表面に着色汚れが蓄積しやすくなります。また、加齢によって歯の内側にある象牙質の色が濃く見えるようになり、歯全体が黄ばんだ印象になることもあります。オフィスホワイトニングは、このような歯の色の悩みを改善するための有効な方法の一つです。

オフィスホワイトニングの仕組み

オフィスホワイトニングでは、主に過酸化水素を含むホワイトニング剤を使用します。過酸化水素は歯の内部に浸透し、着色の原因となる色素を分解する働きを持っています。歯科医院では歯ぐきを保護した上で薬剤を歯の表面に塗布し、特殊な光を照射したり、一定時間反応させたりすることでホワイトニング効果を高めます。

歯の表面の汚れを落とすだけではなく、歯の内部にある色素にも作用するため、クリーニングでは得られない白さを目指すことができます。施術時間は1回あたり60分から90分程度が一般的で、個人差はありますが1回でも変化を感じる人が多いとされています。

オフィスホワイトニングのメリット

1. 即効性が高い

オフィスホワイトニング最大の特徴は、短期間で白さを実感しやすい点です。セルフケアやホームホワイトニングでは効果が現れるまで数週間かかることがありますが、オフィスホワイトニングでは施術当日から変化を感じるケースも少なくありません。

結婚式や面接、写真撮影など大切な予定を控えている場合にも適した方法といえます。

2. 専門家による施術で安心

歯科医師や歯科衛生士が口腔内の状態を確認した上で施術を行うため、安全性が高いこともメリットです。虫歯や歯周病がある場合は事前に治療を行うなど、患者一人ひとりに合わせた対応が可能です。

また、施術中にしみる症状や違和感が生じた場合にも、専門的な対応を受けることができます。

3. 自分で行う手間が少ない

ホームホワイトニングの場合はマウスピースの装着や薬剤の管理が必要ですが、オフィスホワイトニングは歯科医院で施術を受けるだけで完了します。そのため、忙しくて毎日のケアを続けるのが難しい人にも向いています。

4. 高い審美効果

高濃度の薬剤を使用するため、比較的短期間で理想的な白さに近づけることができます。歯が白くなることで口元が明るく見え、清潔感や若々しい印象を与える効果が期待できます。

オフィスホワイトニングのデメリット

1. 色戻りしやすい

オフィスホワイトニングは即効性に優れていますが、ホームホワイトニングと比較すると色戻りがやや早い傾向があります。施術後の飲食習慣や生活習慣によっては、数か月から1年程度で再び黄ばみが気になる場合があります。

そのため、定期的なメンテナンスや追加施術が推奨されることがあります。

2. 知覚過敏が起こる場合がある

施術後に歯がしみたり、一時的な知覚過敏症状が現れたりすることがあります。ほとんどの場合は数時間から数日で改善しますが、もともと知覚過敏がある人は事前に歯科医師へ相談することが重要です。

3. 費用が比較的高い

オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療であるため、費用は歯科医院によって異なります。一般的には1回あたり1万円から7万円程度が相場とされています。複数回の施術が必要になる場合はさらに費用がかかることがあります。

ホームホワイトニングとの違い

ホワイトニングには大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングは歯科医院で行い、高濃度の薬剤を使用するため即効性があります。一方、ホームホワイトニングは歯科医院で作製したマウスピースを使用し、自宅で低濃度の薬剤を継続的に使用します。

ホームホワイトニングは効果が現れるまで時間がかかりますが、色戻りしにくく自然な白さが得られる傾向があります。そのため、短期間で白くしたい人にはオフィスホワイトニング、長期間白さを維持したい人にはホームホワイトニングが適しているといえます。

近年では両者を組み合わせた「デュアルホワイトニング」も人気があります。オフィスホワイトニングで短期間に白くし、その後ホームホワイトニングで白さを維持する方法です。

施術後の注意点

オフィスホワイトニング後の歯は、一時的に着色しやすい状態になっています。そのため、施術後24〜48時間程度は色の濃い飲食物を控えることが推奨されています。

具体的には以下のような食品や飲料に注意が必要です。

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • 赤ワイン
  • カレー
  • チョコレート
  • ソース類
  • 喫煙

一方で、水、牛乳、白米、パン、ヨーグルトなど色の薄い食品は比較的安心して摂取できます。

また、施術後は丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診を継続することで、ホワイトニング効果を長持ちさせることができます。

オフィスホワイトニングが向いている人

オフィスホワイトニングは次のような人におすすめです。

  • 短期間で歯を白くしたい人
  • 結婚式や就職活動など重要なイベントを控えている人
  • 自宅でのホワイトニング管理が苦手な人
  • 専門家による施術を受けたい人
  • より高い審美性を求める人

反対に、妊娠中や授乳中の人、重度の虫歯や歯周病がある人などは施術を受けられない場合があります。適応の可否については歯科医院での診察が必要です。

まとめ

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門家の管理のもと行われるホワイトニング方法であり、短期間で高いホワイトニング効果が期待できる施術です。高濃度の薬剤を使用することで歯の内部にある着色物質を分解し、自然で明るい白さへ導きます。即効性や安全性の高さ、自分で管理する手間が少ないことなど多くのメリットがありますが、知覚過敏や色戻り、費用面などのデメリットも理解しておく必要があります。

理想的な白さや持続性を求める場合には、ホームホワイトニングやデュアルホワイトニングとの併用も選択肢となります。口元の印象は第一印象に大きく影響するため、オフィスホワイトニングは見た目の美しさだけでなく、自信を持って笑顔を見せるための有効な方法の一つといえるでしょう。

 

千歳烏山ケンズ歯科

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ホームホワイトニング

以前にホワイトニングについて簡単にご説明しましたが、今回はお家で行うホームホワイトニングについてもう少し詳しくお話ししていこうと思います。

 

 

千歳烏山ケンズ歯科

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唾液の効能と性状

今回はお口の中の唾液についてお話ししていこうと思います。

唾液とは、私たちの口の中で常に分泌されている重要な体液です。普段はあまり意識されることのない存在ですが、唾液は口腔内の健康維持だけでなく、消化機能や免疫機能にも深く関わっています。もし唾液の分泌が極端に減少すると、食事や会話がしづらくなるだけでなく、虫歯や歯周病、口腔感染症のリスクが高まります。そのため、唾液は人体にとって欠かすことのできない重要な生理機能を担っています。

唾液の性状

唾液とは、耳下腺、顎下腺、舌下腺という三大唾液腺と、口腔内に散在する多数の小唾液腺から分泌される液体で、健康な成人では1日に約1〜1.5リットル程度の唾液が分泌されるとされています。唾液の約99%は水分であり、残りの約1%にさまざまな無機質や有機成分が含まれています。

唾液に含まれる無機質としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン酸イオン、重炭酸イオンなどがあり、これらは口腔内の環境を安定させる働きを担っています。一方、有機成分としては、ムチン、アミラーゼ、リパーゼ、リゾチーム、ラクトフェリン、免疫グロブリンA(IgA)などが含まれていて、これらの成分がそれぞれ異なる役割を果たし、口腔や全身の健康維持に貢献しているのです。

唾液は一般的に無色透明で、弱酸性から中性(pH6.2〜7.6程度)の性質を持ち、また、さらさらとした漿液性唾液と、粘り気の強い粘液性唾液に分類されています。漿液性唾液は消化酵素を多く含み、主に耳下腺から分泌されていて、一方、粘液性唾液はムチンを多く含み、口腔粘膜を保護する働きを持ちます。

唾液の効能

1.消化作用

唾液の最もよく知られている働きは消化作用である。唾液中にはアミラーゼという酵素が含まれており、米やパンなどに含まれるデンプンを麦芽糖へと分解します。これにより炭水化物の消化が口腔内から始まるのです。よく噛んで食べることで食物と唾液が十分に混ざり、消化吸収が効率的に行われるようになります。

また、唾液は食物を湿らせて軟らかくし、飲み込みやすい食塊を形成する。この働きによって食物はスムーズに食道へ送られるため、嚥下機能の補助にも重要な役割を果たしている。

2.口腔粘膜の保護作用

唾液にはムチンという粘性の高いタンパク質が含まれている。ムチンは口腔粘膜の表面を覆い、潤いを保ちながら外部からの刺激を和らげる働きを持つ。熱い飲食物や硬い食物による機械的刺激から粘膜を守るだけでなく、乾燥を防ぐことで快適な口腔環境を維持している。

唾液分泌が低下すると口腔内が乾燥しやすくなり、粘膜が傷つきやすくなります。その結果、口内炎や口腔感染症が発生しやすくなるため、唾液による保護作用は非常に重要であります。

3.抗菌作用と免疫作用

口腔内には数百種類以上の細菌が存在しています。しかし通常は唾液の働きによって細菌の異常な増殖が抑えられているのです。

唾液中に含まれるリゾチームは細菌の細胞壁を破壊する作用を持ち、ラクトフェリンは細菌の増殖に必要な鉄分を奪うことで抗菌効果を発揮しています。また、分泌型IgAは病原体が粘膜に付着することを防ぎ、感染症予防に役立っています。

このように唾液は単なる消化液ではなく、口腔内における重要な免疫システムの一部として機能しているのです。

4.自浄作用

唾液には口腔内を洗浄する自浄作用があります。食事の後には食物残渣や細菌が歯や粘膜の表面に付着しますが、唾液が流れることでそれらが洗い流されています。

自浄作用が十分に働くことで、歯垢(プラーク)の形成が抑制され、虫歯や歯周病の予防につながります。睡眠中は唾液分泌量が減少するため、起床時に口臭が強くなりやすいのも、この自浄作用が低下するためです。

5.緩衝作用

私たちが食事をすると、口腔内では細菌が糖質を分解し酸を産生します。その結果、口腔内のpHは酸性に傾きます。酸性環境が続くと歯のエナメル質が溶け始め、虫歯の原因となります。

唾液に含まれる重炭酸イオンやリン酸イオンには酸を中和する働きがあり、口腔内のpHを正常な状態へ戻します。この働きを緩衝作用といいます。緩衝作用によって歯が酸によるダメージから守られているのです。

6.再石灰化作用

歯の表面は飲食や細菌の作用によってわずかにミネラルが失われることがあります。これを脱灰といいます。しかし唾液中にはカルシウムやリン酸が豊富に含まれており、失われたミネラルを歯へ再び供給する働きがあります。

この作用を再石灰化と呼び、初期の虫歯であれば修復することも可能です。

再石灰化作用は歯の健康維持に不可欠であり、唾液が十分に分泌されることによって効果的に働きます。

7.味覚を助ける作用

味覚を感じるためには、食物中の味成分が唾液に溶けて味蕾へ到達する必要があり、唾液が不足すると味物質が十分に運ばれず、味覚が鈍くなることがあります。

高齢者やドライマウス患者で味覚障害がみられることがあるのは、この唾液分泌低下が関係しているのです。したがって唾液は食事のおいしさを感じるうえでも重要な役割を担っています。

8.発音や会話を円滑にする作用

口腔内が適度に湿潤していることで、舌や唇が滑らかに動き、明瞭な発音が可能となります。唾液が不足すると口の中が乾燥し、会話がしづらくなったり発音が不明瞭になったりします。

特に長時間の会話や講演などでは唾液の働きが重要であり、人間のコミュニケーション活動を支えています。

9.創傷治癒促進作用

唾液には上皮成長因子や神経成長因子などの生理活性物質が含まれています。これらは傷ついた組織の修復を促進し、細胞の増殖や再生を助ける働きを持ちます。

口の中を誤って噛んでしまった場合でも比較的早く治ることが多いのは、唾液の創傷治癒促進作用によるものです。この作用は近年の研究でも注目されています。

唾液分泌低下による問題

唾液の分泌量が減少した状態は口腔乾燥症(ドライマウス)と呼ば、原因としては加齢、ストレス、脱水、糖尿病、自己免疫疾患、薬剤の副作用などが挙げられています。

ドライマウスになると、口臭の増加、虫歯や歯周病の発症、嚥下障害、味覚障害、口腔感染症の増加などさまざまな問題が生じ、また、高齢者では誤嚥性肺炎のリスク増加にもつながるため注意が必要です。

唾液分泌を促進するためには、水分を十分に摂取すること、よく噛んで食べること、規則正しい生活を送ることが大切であり、ガムを噛むことや唾液腺マッサージも有効とされています。

おわりに

唾液は一見すると単なる口の中の液体に過ぎないように思われますが、その役割は極めて多岐にわたっています。消化作用、潤滑作用、抗菌作用、自浄作用、緩衝作用、再石灰化作用、味覚補助作用、創傷治癒促進作用など、生命活動を支える重要な機能を担っていて、また、口腔内だけでなく全身の健康維持にも深く関与していることが明らかになっています。

現代社会では高齢化の進行に伴い、ドライマウスや口腔機能低下症が増加しています。こうした問題を予防するためにも、唾液の重要性を理解し、十分な水分補給や口腔ケアを心掛けることが必要です。唾液は私たちの健康を陰で支える重要な存在であり、その働きを正しく理解することは、健康な生活を維持するうえで大きな意義を持っているのです。

千歳烏山ケンズ歯科

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【歯科と栄養シリーズ①】炭水化物について

私たちの口腔内の健康は、日々のセルフケアだけでなく、「食事内容」とも深く関わっています。歯や歯ぐきは体の一部であり、栄養状態によってその強さや回復力は大きく左右されます。例えば、栄養バランスが崩れると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなったり、虫歯のリスクが高まったりすることがあります。

特に歯科の観点では、「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」も重要です。糖質の多い食品を頻繁に摂取すると、口腔内で虫歯菌が酸を作り出し、歯を溶かす原因になります。一方で、ビタミンやミネラルをしっかり摂取することで、歯や歯ぐきの健康維持につながります。

つまり、歯科と栄養は切り離せない関係にあり、日々の食生活を見直すことが、口腔内の健康を守る第一歩となるのです。

健康な体づくりに欠かせない栄養素には、大きく分けて以下の「5大栄養素」があります。

・炭水化物
・たんぱく質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル

これらはそれぞれ異なる役割を持っており、バランスよく摂取することが大切です。

歯科の視点でも、これらの栄養素は歯の形成や歯ぐきの健康、唾液の分泌などに大きく関わっています。

今回のブログでは、「炭水化物」について詳しくお話ししていきます。

炭水化物は、体を動かすためのエネルギー源として欠かせない栄養素です。ご飯やパン、麺類、いも類、果物、砂糖などに多く含まれています。

炭水化物は大きく分けると、「糖質」と「食物繊維」の2つから成り立っています。このうち、主にエネルギー源となるのが「糖質」です。

人の体、特に脳はブドウ糖を主なエネルギー源としているため、炭水化物を極端に減らしてしまうと、

・集中力の低下
・疲れやすさ
・イライラ
・パフォーマンスの低下

などが起こることがあります。

特に、仕事や勉強、運動をする人にとって、炭水化物は欠かせない栄養素です。

しかし、歯科の観点では注意が必要な栄養素でもあります。炭水化物の中でも特に「糖質」は、虫歯菌のエサになりやすい性質があります。糖質を摂取すると、口の中の細菌がそれを利用して酸を作り、その酸が歯の表面(エナメル質)を溶かしてしまいます。これが虫歯の始まりです。

特に気をつけたい習慣は、以下のようなものです。

・間食の回数が多い
・甘い飲み物をだらだら飲む
・就寝前に糖質を摂取する

これらの習慣は、口腔内が酸性の状態になる時間を長くし、虫歯のリスクを高めます。

一方で、虫歯予防のために炭水化物を完全に避ける必要はありません。重要なのは、「どのように摂るか」です。

例えば、

・食事の時間を決める
・間食を控える
・食後に歯磨きやうがいをする

といった工夫をすることで、虫歯のリスクを減らすことができます。

また、同じ炭水化物でも、精製された砂糖を多く含む食品より、食物繊維を含む穀物や野菜の方が血糖値の上昇が緩やかで、健康的な選択といえます。

例えば、菓子パンや砂糖入り飲料、スイーツなどは、虫歯のリスクを高めるだけでなく、血糖値が急激に上がりやすい食品です。

血糖値の急上昇はインスリン分泌を促し、長期的には体脂肪の蓄積につながりやすいと考えられています。 

ここで、血糖値の急激な上昇を防ぐための食品選びをご紹介します。

おすすめは、

・玄米
・雑穀米
・オートミール
・全粒粉パン

など、精製度の低い炭水化物です。

これらの食品には、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、血糖値の上昇も緩やかになります。

また、食べ方にもポイントがあります。ご飯だけ、パンだけといった単品中心の食事は、血糖値が上がりやすくなってしまいます。

例えば、

・ご飯+焼き魚
・パン+卵
・パスタ+鶏肉や野菜

のように、たんぱく質や野菜を組み合わせることで、栄養バランスが整いやすくなります。

もう一つ食べ方のコツとして、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。一口ごとによく噛んでゆっくり食べることで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎや食後血糖値の急激な上昇を抑えることにつながります。 

さらに、同じ炭水化物でも、「朝や昼に適量を食べる」のと、「夜遅くに大量に食べる」のとでは、体への影響が変わります。夜遅い時間の過剰な炭水化物摂取は余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。

しかし、先ほどもお話ししたように、極端な糖質制限は、

・筋肉量の低下
・便秘
・疲労感
・リバウンド

などにつながることがあります。

また、炭水化物不足を補うために脂質の摂取量が増え、結果として栄養バランスが崩れてしまうこともあります。

健康的に体を整えるためには、“ゼロにする”のではなく、“適量を継続する”ことが大切です。

歯の健康を守るためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアだけでなく、食生活を見直すこともとても重要です。

特に、炭水化物の摂り方を意識することで、虫歯予防につながります。

バランスの良い食事を心がけ、体と口腔内の両方を健康に保っていきましょう。

千歳烏山ケンズ歯科

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歯は何から出来ている?

そもそも歯は何からできているのだろうと思うことはありませんか?

今回は歯の組成についてお話しようと思います。

歯は主に、カルシウムとリンから出来ています。

カルシウムが10、リンが6の割合に水素と酸素が結合したもので成り立っています。

この割合でカルシウムとリンが結合した化合物はハイドロキシアパタイトと呼まれています。

歯だけでなく骨もこのハイドロキシアパタイトから成り立っています。

歯はこのハイドロキシアパタイトで大部分ができていますが、1本の歯のなかでもハイドロキシアパタイトの含有量が違う組織からできています。

下の図は歯の構造を描いたものです。

左下の図は前の歯、右下の図は奥の歯描いたものです。

 

歯は歯茎から上の部分の冠と歯茎から下の根からできています。

この冠の表面の組織はエナメル質と呼ばれています。

エナメル質は骨より硬い組織で、体の組織の中で一番硬い組織と言われています。

96パーセントがハイドロキシアパタイトからできいて、残りの4パーセントが水分でできています。

エナメル質の役割としては噛む力や、むし歯菌などの細菌から歯を守っています。

次にエナメル質の下のある組織を象牙質と言います。

象牙質は歯の大部分を構成し、エナメル質より柔らかく、中心にある神経とつながる微細な管が無数に通っており衝撃を吸収するクッションの役割と、感覚を伝える役割を持っています。

70パーセントがハイドロキシアパタイトからできており、20パーセント程度の

コラーゲンと10パーセント程度の水分から出来ています。

そして歯の真ん中にあるのが歯髄と言われ、神経や血管の集合体で、いわゆる歯の神経になります。

歯髄の役割は歯に栄養と酸素を供給し、歯の健康を保ちます。

また痛みを感じるところで、むし歯菌の感染や、熱いもの。冷たいものの知覚を感じるところでもあります。

そして最後に、歯の根の部分を覆っているのがセメント質と言われる組織です。

セメント質は65パーセントのハイドロキシアパタイトからできており、

残りの35パーセントが水分とコラーゲンからできています。

セメント質の役割は根の部分の象牙質と歯髄の保護をし、歯根膜と言われる靭帯のような組織を介して歯を支える骨と結合していることにあります。

このセメント質の特徴は生涯にわたり少しずつ作られ歯のすり減りを補う機能もあります。

 

このように1本の歯でも組成の違う組織からできており、それぞれが大切な役割を担っています。

歯を1本でも大切にしたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

千歳烏山ケンズ歯科

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ホワイトニング

歯科医院での治療のひとつにホワイトニングというものがあります。

今回はこのホワイトニングについて少しお話ししたいと思います。

まずホワイトニングとは、汚れを取るだけのクリーニングとは違って、歯そのものの色を明るく白くする方法になります。

ホワイトニングの方法には、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2通りのやりかたがあります。

ホームホワイトニングとは、患者様ごとにお口の型取りをしたオーダーメイドのマウスピースに低濃度のホワイトニング薬剤を入れ、お家で1日2、3時間、2週間程度継続して装着してもらう方法になります。

このホームホワイトニングの長所は2週間じっくり時間をかけて薬剤を歯に染み込ませて漂白するため、歯の色が均一に白くなり、白さが長持ちしやすいというところです。

またオフィスホワイトニングとは、歯科医院にご来院いただき高濃度のホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、1回1時間くらいかけて施術する方法です。

1、2回の来院で一般的には白くなります。

オフィスホワイトニングの長所は高濃度の薬剤を使用するため短時間で強力な効果がみられるところです。

ただ短時間で漂白するためホームホワイトニングに比べると白さが長持ちしにくい傾向があります。

またホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用することもできます。

デュアルホワイトニングと言われるものになります。

オフィスホワイトニングの長所を生かし、高濃度の薬剤で短時間で歯を白くし、その白さを持続させるためにホームホワイトニングをお家で行っていただく方法です。

この方法はかなり白くなります。

歯が白く明るいのはとても気分の良いものです。

コーヒーやワイン、チョコレート等色の濃いものをよく召し上がる方は歯が黄ばみやすいため、定期的にホワイトニングをされることで歯の白さを保つことができます。

ご興味ある方は当院のスタッフにお声掛けください。

 

 

 

 

 

 

 

千歳烏山ケンズ歯科

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歯周病と全身疾患 その1糖尿病

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる歯茎の炎症や、歯を支えている骨が溶かされる疾患です。

炎症性の疾患であり日本人が歯を失う原因の第1位です!

また歯周病は歯の周りの組織にとどまらず、全身疾患を引き起こすことがわかってきています。

今回は糖尿病との関連性についてお話していきます。

糖尿病の患者様は免疫細胞の機能が低下する為、細菌への抵抗が弱まり歯周病に罹患しやすいことは、随分前からわかっていました。

しかし、最近は進行した歯周病の患者様が糖尿病に罹患しやすいこともわかってきました。

糖尿病は血糖をコントロールする、「インスリン」という物質の働きが悪くなることによって引き起こされます。

これは主に脂肪を炎症とみなし、脂肪組織に集まる免疫細胞がサイトカインという物質を放出し、このサイトカインがインスリンの働きを悪くすることがわかってきています。

歯周病も炎症性の疾患のため、歯周病に罹患した組織に集まる免疫細胞はサイトカインを放出します。

つまり歯周病に罹患した組織から萌出されるサイトカインによってインスリンの働きが抑制され、糖尿病に罹患しやすくなるのです。

 

実際に2013年に行われた大規模な調査で、重度の歯周病の患者様に対して歯周治療を行った結果、血糖値の数値の改善がみられることが報告されています。

このように、歯周病治療は糖尿病予防に重要な役割を果たすことがわかってきました。

定期的な歯周病検査を当院ではお勧めしております。

千歳烏山ケンズ歯科

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5月13日(水)の休診のお知らせ

5月13日(水)がビルの休館日のため
休診とさせて頂きます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、
よろしくお願いいたします。

千歳烏山ケンズ歯科

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3月の休診のお知らせ

以下の日程は終日・一部休診となります。

3月終日・一部休診

3月5日(水)午前休診

3月6日(木)終日

3月8日(土)午前休診

3月9日(日)終日

3月10日(月)午前休診

3月12日(水)午前休診

3月13日(木)午後休診

3月18日(火)終日

3月19日(水)午前休診

3月22日(土)午前休診

3月25日(火)午後休診

3月26日(水)午前休診

3月27日(木)午前休診

3月29日(土)午前休診

ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

千歳烏山ケンズ歯科

日付:  カテゴリ:お知らせ

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診療時間 月火水木金土日祝
09:00-18:00
08:00-16:30
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休診日:なし
※最終受付は30分前までです。
月・金曜:福島先生は17時までの診察
火・水曜:杉浦先生は16時半までの診察

  • 〒157-0062
    東京都世田谷区南烏山5丁目19−11
    MEFULL千歳烏山 6F
  • 京王線 「千歳烏山駅」
    南口(東口改札経由)より徒歩2分