スタッフからのお知らせです。
7月15日(水)ですが杉浦先生がお休みのため
その日のみドクター枠と初診の予約が
できなくなります。
なお、クリーニングやホワイトニングにつきましては、通常どおりご予約いただけます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、
よろしくお願いいたします。
日付: 2026年7月13日 カテゴリ:お知らせ
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日付: 2026年7月13日 カテゴリ:お知らせ
唾液とは、私たちの口の中で常に分泌されている重要な体液です。普段はあまり意識されることのない存在ですが、唾液は口腔内の健康維持だけでなく、消化機能や免疫機能にも深く関わっています。もし唾液の分泌が極端に減少すると、食事や会話がしづらくなるだけでなく、虫歯や歯周病、口腔感染症のリスクが高まります。そのため、唾液は人体にとって欠かすことのできない重要な生理機能を担っています。
唾液とは、耳下腺、顎下腺、舌下腺という三大唾液腺と、口腔内に散在する多数の小唾液腺から分泌される液体で、健康な成人では1日に約1〜1.5リットル程度の唾液が分泌されるとされています。唾液の約99%は水分であり、残りの約1%にさまざまな無機質や有機成分が含まれています。
唾液に含まれる無機質としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン酸イオン、重炭酸イオンなどがあり、これらは口腔内の環境を安定させる働きを担っています。一方、有機成分としては、ムチン、アミラーゼ、リパーゼ、リゾチーム、ラクトフェリン、免疫グロブリンA(IgA)などが含まれていて、これらの成分がそれぞれ異なる役割を果たし、口腔や全身の健康維持に貢献しているのです。
唾液は一般的に無色透明で、弱酸性から中性(pH6.2〜7.6程度)の性質を持ち、また、さらさらとした漿液性唾液と、粘り気の強い粘液性唾液に分類されています。漿液性唾液は消化酵素を多く含み、主に耳下腺から分泌されていて、一方、粘液性唾液はムチンを多く含み、口腔粘膜を保護する働きを持ちます。
唾液の最もよく知られている働きは消化作用である。唾液中にはアミラーゼという酵素が含まれており、米やパンなどに含まれるデンプンを麦芽糖へと分解します。これにより炭水化物の消化が口腔内から始まるのです。よく噛んで食べることで食物と唾液が十分に混ざり、消化吸収が効率的に行われるようになります。
また、唾液は食物を湿らせて軟らかくし、飲み込みやすい食塊を形成する。この働きによって食物はスムーズに食道へ送られるため、嚥下機能の補助にも重要な役割を果たしている。
唾液にはムチンという粘性の高いタンパク質が含まれている。ムチンは口腔粘膜の表面を覆い、潤いを保ちながら外部からの刺激を和らげる働きを持つ。熱い飲食物や硬い食物による機械的刺激から粘膜を守るだけでなく、乾燥を防ぐことで快適な口腔環境を維持している。
唾液分泌が低下すると口腔内が乾燥しやすくなり、粘膜が傷つきやすくなります。その結果、口内炎や口腔感染症が発生しやすくなるため、唾液による保護作用は非常に重要であります。
口腔内には数百種類以上の細菌が存在しています。しかし通常は唾液の働きによって細菌の異常な増殖が抑えられているのです。
唾液中に含まれるリゾチームは細菌の細胞壁を破壊する作用を持ち、ラクトフェリンは細菌の増殖に必要な鉄分を奪うことで抗菌効果を発揮しています。また、分泌型IgAは病原体が粘膜に付着することを防ぎ、感染症予防に役立っています。
このように唾液は単なる消化液ではなく、口腔内における重要な免疫システムの一部として機能しているのです。
唾液には口腔内を洗浄する自浄作用があります。食事の後には食物残渣や細菌が歯や粘膜の表面に付着しますが、唾液が流れることでそれらが洗い流されています。
自浄作用が十分に働くことで、歯垢(プラーク)の形成が抑制され、虫歯や歯周病の予防につながります。睡眠中は唾液分泌量が減少するため、起床時に口臭が強くなりやすいのも、この自浄作用が低下するためです。
私たちが食事をすると、口腔内では細菌が糖質を分解し酸を産生します。その結果、口腔内のpHは酸性に傾きます。酸性環境が続くと歯のエナメル質が溶け始め、虫歯の原因となります。
唾液に含まれる重炭酸イオンやリン酸イオンには酸を中和する働きがあり、口腔内のpHを正常な状態へ戻します。この働きを緩衝作用といいます。緩衝作用によって歯が酸によるダメージから守られているのです。
歯の表面は飲食や細菌の作用によってわずかにミネラルが失われることがあります。これを脱灰といいます。しかし唾液中にはカルシウムやリン酸が豊富に含まれており、失われたミネラルを歯へ再び供給する働きがあります。
この作用を再石灰化と呼び、初期の虫歯であれば修復することも可能です。
再石灰化作用は歯の健康維持に不可欠であり、唾液が十分に分泌されることによって効果的に働きます。
味覚を感じるためには、食物中の味成分が唾液に溶けて味蕾へ到達する必要があり、唾液が不足すると味物質が十分に運ばれず、味覚が鈍くなることがあります。
高齢者やドライマウス患者で味覚障害がみられることがあるのは、この唾液分泌低下が関係しているのです。したがって唾液は食事のおいしさを感じるうえでも重要な役割を担っています。
口腔内が適度に湿潤していることで、舌や唇が滑らかに動き、明瞭な発音が可能となります。唾液が不足すると口の中が乾燥し、会話がしづらくなったり発音が不明瞭になったりします。
特に長時間の会話や講演などでは唾液の働きが重要であり、人間のコミュニケーション活動を支えています。
唾液には上皮成長因子や神経成長因子などの生理活性物質が含まれています。これらは傷ついた組織の修復を促進し、細胞の増殖や再生を助ける働きを持ちます。
口の中を誤って噛んでしまった場合でも比較的早く治ることが多いのは、唾液の創傷治癒促進作用によるものです。この作用は近年の研究でも注目されています。
唾液の分泌量が減少した状態は口腔乾燥症(ドライマウス)と呼ば、原因としては加齢、ストレス、脱水、糖尿病、自己免疫疾患、薬剤の副作用などが挙げられています。
ドライマウスになると、口臭の増加、虫歯や歯周病の発症、嚥下障害、味覚障害、口腔感染症の増加などさまざまな問題が生じ、また、高齢者では誤嚥性肺炎のリスク増加にもつながるため注意が必要です。
唾液分泌を促進するためには、水分を十分に摂取すること、よく噛んで食べること、規則正しい生活を送ることが大切であり、ガムを噛むことや唾液腺マッサージも有効とされています。
唾液は一見すると単なる口の中の液体に過ぎないように思われますが、その役割は極めて多岐にわたっています。消化作用、潤滑作用、抗菌作用、自浄作用、緩衝作用、再石灰化作用、味覚補助作用、創傷治癒促進作用など、生命活動を支える重要な機能を担っていて、また、口腔内だけでなく全身の健康維持にも深く関与していることが明らかになっています。
現代社会では高齢化の進行に伴い、ドライマウスや口腔機能低下症が増加しています。こうした問題を予防するためにも、唾液の重要性を理解し、十分な水分補給や口腔ケアを心掛けることが必要です。唾液は私たちの健康を陰で支える重要な存在であり、その働きを正しく理解することは、健康な生活を維持するうえで大きな意義を持っているのです。
日付: 2026年6月11日 カテゴリ:ブログ
私たちの口腔内の健康は、日々のセルフケアだけでなく、「食事内容」とも深く関わっています。歯や歯ぐきは体の一部であり、栄養状態によってその強さや回復力は大きく左右されます。例えば、栄養バランスが崩れると、歯ぐきに炎症が起こりやすくなったり、虫歯のリスクが高まったりすることがあります。
特に歯科の観点では、「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」も重要です。糖質の多い食品を頻繁に摂取すると、口腔内で虫歯菌が酸を作り出し、歯を溶かす原因になります。一方で、ビタミンやミネラルをしっかり摂取することで、歯や歯ぐきの健康維持につながります。
つまり、歯科と栄養は切り離せない関係にあり、日々の食生活を見直すことが、口腔内の健康を守る第一歩となるのです。
健康な体づくりに欠かせない栄養素には、大きく分けて以下の「5大栄養素」があります。
・炭水化物
・たんぱく質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル
これらはそれぞれ異なる役割を持っており、バランスよく摂取することが大切です。
歯科の視点でも、これらの栄養素は歯の形成や歯ぐきの健康、唾液の分泌などに大きく関わっています。
今回のブログでは、「炭水化物」について詳しくお話ししていきます。
炭水化物は、体を動かすためのエネルギー源として欠かせない栄養素です。ご飯やパン、麺類、いも類、果物、砂糖などに多く含まれています。
炭水化物は大きく分けると、「糖質」と「食物繊維」の2つから成り立っています。このうち、主にエネルギー源となるのが「糖質」です。
人の体、特に脳はブドウ糖を主なエネルギー源としているため、炭水化物を極端に減らしてしまうと、
・集中力の低下
・疲れやすさ
・イライラ
・パフォーマンスの低下
などが起こることがあります。
特に、仕事や勉強、運動をする人にとって、炭水化物は欠かせない栄養素です。
しかし、歯科の観点では注意が必要な栄養素でもあります。炭水化物の中でも特に「糖質」は、虫歯菌のエサになりやすい性質があります。糖質を摂取すると、口の中の細菌がそれを利用して酸を作り、その酸が歯の表面(エナメル質)を溶かしてしまいます。これが虫歯の始まりです。
特に気をつけたい習慣は、以下のようなものです。
・間食の回数が多い
・甘い飲み物をだらだら飲む
・就寝前に糖質を摂取する
これらの習慣は、口腔内が酸性の状態になる時間を長くし、虫歯のリスクを高めます。
一方で、虫歯予防のために炭水化物を完全に避ける必要はありません。重要なのは、「どのように摂るか」です。
例えば、
・食事の時間を決める
・間食を控える
・食後に歯磨きやうがいをする
といった工夫をすることで、虫歯のリスクを減らすことができます。
また、同じ炭水化物でも、精製された砂糖を多く含む食品より、食物繊維を含む穀物や野菜の方が血糖値の上昇が緩やかで、健康的な選択といえます。
例えば、菓子パンや砂糖入り飲料、スイーツなどは、虫歯のリスクを高めるだけでなく、血糖値が急激に上がりやすい食品です。
血糖値の急上昇はインスリン分泌を促し、長期的には体脂肪の蓄積につながりやすいと考えられています。
ここで、血糖値の急激な上昇を防ぐための食品選びをご紹介します。
おすすめは、
・玄米
・雑穀米
・オートミール
・全粒粉パン
など、精製度の低い炭水化物です。
これらの食品には、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、血糖値の上昇も緩やかになります。
また、食べ方にもポイントがあります。ご飯だけ、パンだけといった単品中心の食事は、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
例えば、
・ご飯+焼き魚
・パン+卵
・パスタ+鶏肉や野菜
のように、たんぱく質や野菜を組み合わせることで、栄養バランスが整いやすくなります。
もう一つ食べ方のコツとして、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。一口ごとによく噛んでゆっくり食べることで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎや食後血糖値の急激な上昇を抑えることにつながります。
さらに、同じ炭水化物でも、「朝や昼に適量を食べる」のと、「夜遅くに大量に食べる」のとでは、体への影響が変わります。夜遅い時間の過剰な炭水化物摂取は余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。
しかし、先ほどもお話ししたように、極端な糖質制限は、
・筋肉量の低下
・便秘
・疲労感
・リバウンド
などにつながることがあります。
また、炭水化物不足を補うために脂質の摂取量が増え、結果として栄養バランスが崩れてしまうこともあります。
健康的に体を整えるためには、“ゼロにする”のではなく、“適量を継続する”ことが大切です。
歯の健康を守るためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアだけでなく、食生活を見直すこともとても重要です。
特に、炭水化物の摂り方を意識することで、虫歯予防につながります。
バランスの良い食事を心がけ、体と口腔内の両方を健康に保っていきましょう。
そもそも歯は何からできているのだろうと思うことはありませんか?
今回は歯の組成についてお話しようと思います。
歯は主に、カルシウムとリンから出来ています。
カルシウムが10、リンが6の割合に水素と酸素が結合したもので成り立っています。
この割合でカルシウムとリンが結合した化合物はハイドロキシアパタイトと呼まれています。
歯だけでなく骨もこのハイドロキシアパタイトから成り立っています。
歯はこのハイドロキシアパタイトで大部分ができていますが、1本の歯のなかでもハイドロキシアパタイトの含有量が違う組織からできています。
下の図は歯の構造を描いたものです。
左下の図は前の歯、右下の図は奥の歯描いたものです。

歯は歯茎から上の部分の冠と歯茎から下の根からできています。
この冠の表面の組織はエナメル質と呼ばれています。
エナメル質は骨より硬い組織で、体の組織の中で一番硬い組織と言われています。
96パーセントがハイドロキシアパタイトからできいて、残りの4パーセントが水分でできています。
エナメル質の役割としては噛む力や、むし歯菌などの細菌から歯を守っています。
次にエナメル質の下のある組織を象牙質と言います。
象牙質は歯の大部分を構成し、エナメル質より柔らかく、中心にある神経とつながる微細な管が無数に通っており衝撃を吸収するクッションの役割と、感覚を伝える役割を持っています。
70パーセントがハイドロキシアパタイトからできており、20パーセント程度の
コラーゲンと10パーセント程度の水分から出来ています。
そして歯の真ん中にあるのが歯髄と言われ、神経や血管の集合体で、いわゆる歯の神経になります。
歯髄の役割は歯に栄養と酸素を供給し、歯の健康を保ちます。
また痛みを感じるところで、むし歯菌の感染や、熱いもの。冷たいものの知覚を感じるところでもあります。
そして最後に、歯の根の部分を覆っているのがセメント質と言われる組織です。
セメント質は65パーセントのハイドロキシアパタイトからできており、
残りの35パーセントが水分とコラーゲンからできています。
セメント質の役割は根の部分の象牙質と歯髄の保護をし、歯根膜と言われる靭帯のような組織を介して歯を支える骨と結合していることにあります。
このセメント質の特徴は生涯にわたり少しずつ作られ歯のすり減りを補う機能もあります。
このように1本の歯でも組成の違う組織からできており、それぞれが大切な役割を担っています。
歯を1本でも大切にしたいものですね。
日付: 2026年5月21日 カテゴリ:ブログ
歯科医院での治療のひとつにホワイトニングというものがあります。
今回はこのホワイトニングについて少しお話ししたいと思います。
まずホワイトニングとは、汚れを取るだけのクリーニングとは違って、歯そのものの色を明るく白くする方法になります。
ホワイトニングの方法には、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2通りのやりかたがあります。
ホームホワイトニングとは、患者様ごとにお口の型取りをしたオーダーメイドのマウスピースに低濃度のホワイトニング薬剤を入れ、お家で1日2、3時間、2週間程度継続して装着してもらう方法になります。
このホームホワイトニングの長所は2週間じっくり時間をかけて薬剤を歯に染み込ませて漂白するため、歯の色が均一に白くなり、白さが長持ちしやすいというところです。
またオフィスホワイトニングとは、歯科医院にご来院いただき高濃度のホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、1回1時間くらいかけて施術する方法です。
1、2回の来院で一般的には白くなります。
オフィスホワイトニングの長所は高濃度の薬剤を使用するため短時間で強力な効果がみられるところです。
ただ短時間で漂白するためホームホワイトニングに比べると白さが長持ちしにくい傾向があります。
またホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用することもできます。
デュアルホワイトニングと言われるものになります。
オフィスホワイトニングの長所を生かし、高濃度の薬剤で短時間で歯を白くし、その白さを持続させるためにホームホワイトニングをお家で行っていただく方法です。
この方法はかなり白くなります。
歯が白く明るいのはとても気分の良いものです。
コーヒーやワイン、チョコレート等色の濃いものをよく召し上がる方は歯が黄ばみやすいため、定期的にホワイトニングをされることで歯の白さを保つことができます。
ご興味ある方は当院のスタッフにお声掛けください。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる歯茎の炎症や、歯を支えている骨が溶かされる疾患です。
炎症性の疾患であり日本人が歯を失う原因の第1位です!
また歯周病は歯の周りの組織にとどまらず、全身疾患を引き起こすことがわかってきています。
今回は糖尿病との関連性についてお話していきます。
糖尿病の患者様は免疫細胞の機能が低下する為、細菌への抵抗が弱まり歯周病に罹患しやすいことは、随分前からわかっていました。
しかし、最近は進行した歯周病の患者様が糖尿病に罹患しやすいこともわかってきました。
糖尿病は血糖をコントロールする、「インスリン」という物質の働きが悪くなることによって引き起こされます。
これは主に脂肪を炎症とみなし、脂肪組織に集まる免疫細胞がサイトカインという物質を放出し、このサイトカインがインスリンの働きを悪くすることがわかってきています。
歯周病も炎症性の疾患のため、歯周病に罹患した組織に集まる免疫細胞はサイトカインを放出します。
つまり歯周病に罹患した組織から萌出されるサイトカインによってインスリンの働きが抑制され、糖尿病に罹患しやすくなるのです。
実際に2013年に行われた大規模な調査で、重度の歯周病の患者様に対して歯周治療を行った結果、血糖値の数値の改善がみられることが報告されています。
このように、歯周病治療は糖尿病予防に重要な役割を果たすことがわかってきました。
定期的な歯周病検査を当院ではお勧めしております。
日付: 2026年4月26日 カテゴリ:ブログ
| 診療時間 | 月火水木金土日祝 |
|---|---|
| 09:00-18:00 08:00-16:30 |
◯◯◯◯◯ーーー ーーーーー◯◯◯ |
休診日:なし
※最終受付は30分前までです。
月・金曜:福島先生は17時までの診察
火・水曜:杉浦先生は16時半までの診察